メンズスキンケア事情!!

近年、日本のメンズスキンケア市場は目覚ましい成長を遂げており、もはや「美意識の高い一部の男性」の習慣ではなく、一般的なものへと変化しています。この背景には、社会環境の変化、美容意識の向上、そして製品の多様化といった複数の要因が複雑に絡み合っています。本稿では、現在のメンズスキンケア事情を、市場規模、ユーザー意識、具体的なトレンド、製品開発の動向といった多角的な視点から詳細に分析します。


 

I. 拡大するメンズ化粧品市場の現状

 

男性の美容意識の高まりは、まず市場規模の数字に明確に表れています。男性化粧品全体の市場規模は安定した成長トレンドを続けており、特に基礎化粧品の分野がこの成長を牽引しています。

1. 市場規模の推移

市場調査によると、男性化粧品市場は近年大きく拡大しており、特に基礎化粧品(洗顔、化粧水、乳液など)が牽引役となっています。ある調査では、男性化粧品全体の市場規模は、2019年比で約1.8倍に成長し、2024年には497億円に達すると予測されています。このうち、男性の基礎化粧品市場規模は438億円を占め、前年比で115.7%と高い成長率を示しています。

この基礎化粧品市場の中で、特に成長が著しいのが「美容液」や「クリーム」といった、従来の男性スキンケアにはあまり含まれていなかったアイテムです。例えば、美容液は2017年比で3倍近く、クリームは2倍超まで成長しているとのデータもあり、男性がよりステップアップした、本格的なスキンケアを取り入れていることが分かります。

2. 基礎化粧品の構成と変化

依然として、洗顔料と化粧水が基礎化粧品全体の約6割を占める主要なアイテムであることに変わりはありませんが、美容液やクレンジングなど、より専門的なアイテムの構成比が確実に伸びています。これは、男性が「化粧水や乳液の一歩先」を行く、高度な肌ケアを実践し始めている証拠と言えるでしょう。化粧水のランキングはこちら https://best–cosme.com/ranking/018/?gad_source=1&gad_campaignid=21397982287&gclid=Cj0KCQjw9JLHBhC-ARIsAK4PhcqF5CZvDCS-Yi_jfxPTX52oGan-i6B0W-E6ekN7Hdb0QSQzoMxYD1QaAie8EALw_wcB&spAT=assigned 

(ベストコスメHPより引用)

II. スキンケアを取り巻く男性の意識変容

 

市場の成長の根底には、男性の美容・スキンケアに対する意識の大きな変化があります。

1. スキンケア実施率の増加と「当たり前化」

現在、日頃からスキンケアを行っている男性は6割を超えるという調査結果もあり、スキンケアが「特別なこと」から「当たり前の身だしなみ」へと変化していることが伺えます。使用アイテムも、「化粧水」「洗顔料」「乳液」が多数派となっており、基本的なケアが浸透していることが確認できます。

2. スキンケアの動機

男性がスキンケアを始めるきっかけや継続する動機も多様化しています。最も多いのは「肌の乾燥やトラブル改善のため」(31.2%)といった実用的な理由ですが、次に続くのが「自分磨きの一環」(24.1%)という前向きな理由です。特に10代の若年層では「自分磨き」の割合がより高く、美容を自己肯定感を高めるための手段、あるいは自己表現の一つとして捉える傾向が強いことが分かります。

また、コロナ禍のリモートワークの普及により、自分の顔を画面で見る機会が増え、肌への関心が高まったことも、大きな後押しとなりました。

3. 年齢層ごとの意識

スキンケアの意識向上は特定の年齢層に留まらず、全年代で顕著に見られます。

  • 若年層(Z世代など): SNSの普及により、自分の見た目に対する美意識が非常に高く、「自分磨き」や「自己表現」の一環として、スキンケアだけでなく、メイクアップや脱毛といった多岐にわたる美容に積極的です。
  • 中高年層(40代・50代): 「年齢を重ね肌のケアに関心が高まった」(19.4%)という動機が多く、エイジングサイン(シミ・くすみ、シワ、たるみなど)への意識が高まっています。若年層に比べると手間をかけずに済む「オールインワンタイプ」の購入率が増加するなど、効率性を重視する傾向も見られます。

 

III. 現在のメンズスキンケアのトレンドと製品動向

 

男性の肌悩みやニーズの変化に伴い、製品トレンドも進化しています。

1. エイジングケアのニーズの急増

若年層だけでなく、中高年層の美容意識の高まりを受けて、エイジングケア製品の需要が非常に高まっています。「シミ・くすみ」が肌の悩みとしてトップに挙げられる調査もあり、これに対処するための保湿成分やエイジングケア成分を配合した美容液、クリームへの注目が集まっています。

2. オールインワン人気と「時短」志向

多忙な現代男性にとって、手間をかけずにスキンケアを完了できるオールインワンタイプ(化粧水・乳液・美容液などの機能を一本に凝縮)は依然として高い人気を誇ります。特に、べたつきにくい使用感のジェルや乳液タイプが好まれる傾向にあります。

3. テクスチャーと容器へのこだわり

男性の肌は女性よりも皮脂分泌が多いため、「ベタつかない使用感」が製品選びの重要なポイントとなります。このため、ジェルよりも軽く仕上げられるテクスチャーや、ポンプタイプなど「一回の使用量が明確で使いやすい容器」が開発面で重視されています。

4. 専門的なケアアイテムの浸透

洗顔、化粧水に加え、クレンジング(日焼け止めやメイクアップ製品の使用増加に伴う)、美容液、シートマスクといった、これまで女性向けとされてきた専門的なケアアイテムが徐々に浸透し始めています。これは、男性の肌悩みとして「毛穴」や「ニキビ」といった、よりきめ細かなケアを要する項目が上位に挙がっていることとも関連しています。

5. 男性専用ブランドとジェンダーレスブランドの台頭

市場の拡大に伴い、男性の肌質や好みに特化した「メンズ専用ブランド」の充実が進んでいます。しかし同時に、性別を問わない「ジェンダーレスコスメ」も人気を集めており、男性用ブランドを主に使う人が44%といった調査結果もあり、女性用ブランドやジェンダーレスブランドを使いこなす男性も少なくないことが分かります。

 

IV. 今後の展望

 

メンズスキンケア市場は、今後も安定した成長が予測されます。特に、以下の点が鍵となると考えられます。

  • 高機能化と細分化: 保湿やテカリ対策といったベーシックな機能に加え、エイジングケア、美白、敏感肌対応など、特定の悩みに特化した高機能な製品の需要がさらに高まるでしょう。
  • サステナビリティと内面美容: 環境への配慮やサステナビリティを意識した製品選びや、肌の健康を体の内側から整える「インナーケア」(サプリメントなど)への関心も、今後一層高まると予測されます。
  • デジタルと美容情報: SNSやYouTubeなどのデジタルプラットフォームを通じた美容情報の獲得が主流となるため、企業側はデジタルでの情報発信や、オンライン購入をスムーズにする工夫(テスター代わりの小容量設定など)が引き続き重要となります。

メンズスキンケアは、単なる表面的な流行ではなく、自己肯定感の向上、ビジネスにおける印象管理、そして健康的なライフスタイルの一部として、深く社会に根付きつつあります。脱毛もしかり、この意識の変化とそれに応える市場の多様化が、今後も日本のメンズスキンケア事情を牽引していくことは間違いないでしょう。 脱毛に関しては当サロンにお任せ下さい! https://zebre-men-tsukuba.com/?page_id=776